推しから電話がかかってきた
今週のお題「私のアイドル」というのをみて,あまりに重い話が多くて(わたしのタイミングが悪かったのかもしれない)「うわ,重い話はやめよう」とおもい,昔の話をします.
ちょうど一年前くらいの話です,守秘義務みたいなものがありそうなので具体的な名前とかは控えるのですが,当時あまりにもこういうレポがなくて,とても困ったので,どうか同じような体験をしそうな方は参考にどうぞ*1.
推しから電話がかかってくるらしい
一年前の冬,確かその日私は就活セミナーみたいなイベントに行っていて,
狭い空間に押し込められた就活生の波にのまれ,どこか気分を悪くしていた日だったとおもう.
気になる会社の話を聞いて,無配*2のボールペンとかもらって一息ついたとき,携帯に着信があったことにきづいた.
どこの誰だ,怖い.でも先日のセミナーの会社の人かもしれない,そう思って留守電を聞いた.
「~~~さんとのお電話に応募いただきまして誠にありがとうございます.ご当選されましたので,詳細をお伝えしたく…」
それは当時私が大好きだったアイドルとの生電話企画の当選の知らせであった.
ちょっと意味わからない
留守電を聞いたとき意味が分からなかった,少し落ち着いて「そういえばそんな企画応募した」と思い出したのだ.
まさかあたるはずはないと思っていたのだ.
ツイッターをみると,そこは地獄だった.
同じような時間に意味深な「え,やば!○○ちゃんラインしていい?」「私連絡きてないんだけど~10口応募したんだけど」というツイートが並んでいたのだ.
地獄か.
折り返し電話をすると,詳細を聞くことができ,改めておめでとうと企画のお姉さんに伝えられた.
数日後の何時~何時の間に電話します,といわれ「それではよろしくお願いします」で電話は終わってしまった.
この時どれくらいはなせるんですか?とか聞く勇気はなかったし,お姉さんは知らないような気がする.
その日の夜,ツイッターを見ていると,フォロワーに数人同じような人がいた.
どうやら当選したのは田舎の人ばかりのようで,都会とか田舎ってどうやって線引きしているかはわからんが,
もし田舎優先なら,ありがたいが逆の立場ならキレてるなと思った.
当日までにしたこと
まず,電話するといわれた日,私はバイトがあったので上司に「午前で帰る」と伝えた.
「どうして?」と聞かれ,「推しと電話するんです」というと笑われた.
「遊びに行くなら素直に言えばいいのに,楽しんでね」といわれ,まぁ伝わりはしないけど,理解ある上司を持ってよかったと思った.
当日何を話すか,とりあえずメモにかいた.
言いきれないとわかっていながらたくさんの質問を並べた.
聞ききれなかったら,まぁ次のリリイベで聞くか~くらいである.
喉を傷めないように,のど飴を舐めた.
これは特に意味なかったです.
龍角散を水に入れる奴は,のどがすっとしていいんですけど,あんまりおいしくはないです…(人によるか)
当日の話
ここだよな!!!!ここを参考にしてくれ!!!
その日私は午前中ヤケクソにバイトを終わらせ,指定の時間までにパスタをつっこんで,机の前でスマホを握りしめていた.
電話がかかってくるまでの時間は,多分人生で一番長く感じたと思う.
謎の緊張で,トイレに行っている間に電話が来たら嫌なので,もう本当に何もしてなかった.
そしてかかる「非通知」!!!!!!!!
(非通知からかかると連絡は聞いてた)
1コールで出る!!!!!!!呼吸は整えてない!!!!!キモオタの性よ!!!!!
「もしもし,こんにちはぁ!~~です!○○さんですか?」
「ヴッ……ハイ………」
喉の筋トレしとけばよかった.声帯は死んでいた.
詳細は話せないのだが,正直今レポを読み返しても馬鹿みたいな会話してんなとおもう.
メモは役に立たず,謎のボケとツッコミで構成された電話だったと思う.
- 長さとして一分くらい.これは企画によると思うので確かなことは言えない.
- 私は質問ばかりしてしまったが,他の人の話を聞くと,どうやら推しの方から話を振ってくるのがスタンダードだったらしい.
- 最初の自己紹介というか,もしもし?あたりで20秒は消えるから気を付けろ
- 思ったより話したことを忘れてしまうから,余裕があればメモを取っておくと後々元気になるよ
- 当たり前だけど,こっちの声は多分あっちでスピーカーか何かで出てるよ.
- お時間で~すと横から聞こえたら,〆に入れ.「すごい元気出ました,ありがとうございます.」でいい
いうほどためになることはかけなかった….
もし同じ界隈,他の界隈で似たような企画があったとき.
どうか落ち着いて,本当に伝えたいこと,本当に聞きたいことを話してください.
この時言われた言葉っていうのは意外と,そのアイドルのことが好きじゃなくなっても思い出したりするものだから.